「使い心地はまさに電気シェーバー並」と思わせた画期的なカミソリがシックハイドロ5プレミアムパワーです。シックから6年ぶりに販売された新商品で、最大の特徴は刃の振動を3段階に設定できることです。さらに電池の残量も確認できる電池残量表示もあります。
ここまでくると、カミソリなのに電気シェーバーと変わりないように感じてしまいました。そんなシックのカミソリについて使ってみた感想や特徴についてまとめてみました。
シックハイドロ5プレミアムパワーしかできないこと

シックハイドロ5プレミアムパワーの売りは刃の振動を3段階に設定できることです。今までの刃が振動するカミソリは振動が一定にしかできませんでした。刃の振動を設定できることによって、髭の濃さに合わせることができます。
振動が設定できるため、髭の薄い方から濃い方でも使いやすいです。またワンタッチ操作で振動を変えられるので、髭を剃りながらでも設定できます。
シックハイドロ5プレミアムパワー5つの特徴

- 好みの振動レベルに設定できる
低・中・高の3段階に振動レベルを設定できます。またワンタッチ操作で変更できるのでシェービング中でも可能です。振動レベルをLEDスクリーンで表示させ、確認もできます。 - 電池の残量確認
電池残量表示機能をこのカミソリは搭載しており、交換時期が近づくと通常緑色のランプが赤くなり示してくれます。 - 握りやすいグリップ
このカミソリは人間工学的観点に基づき作られており、重さや握りやすさを追求し使いやすい設計になっています。 - スキンガードで肌への摩擦を軽減
刃1枚1枚にスキンガードが付いています。丸いスキンガードが刃の滑りをサポートし、肌への摩擦を軽減させます。 - 洗いやすいウォータースルー構造
刃の構造が、後方から水を流すだけで、詰まった毛やシェービング剤が落ちるようになっています。この構造により手入れもしやすくなります。
シックハイドロ5プレミアムパワーを使った感想
刃の振動が3段階に分けられているため頬やもみあげ付近の薄い髭は、振動レベルを低~中で刺激が少なく剃れます。しかし鼻下や顎の濃い部分は振動レベルを高にしないと剃りづらいのが難点。また刃自体にジェルボックスが付いており、水に触れるとジェルが溶け出します。まるでシェービング剤を使っているように、刃の滑りが良くなります。

そのジェルがかなり粘り気が強く、肌に付くと少しべっとりした感覚があります。その感覚が嫌ならジェルボックスを後ろに倒して、肌に付かないように剃ることもできます。
シックハイドロ5プレミアムパワーの使いづらい点
刃の振動レベルは自由自在に変更できない
刃の振動がワンタッチで操作できる点では便利です。しかし、1回押すごとに振動が1段階変わるため、低→高のように一気に2段階あげるためには2回ボタンを押さないといけません。
ヘッドが大きく小回りが効きづらい
シックハイドロはフリップ式トリマーを搭載しており、5枚刃のカミソリの中でもヘッドが大きいです。ジェルボックスを後ろに下げることができます。しかし使っていると、ジェルボックスが髭以外の部分(鼻や顎)に当たり邪魔になります。
ヘッドが上下にしか動かない
ヘッドが動く範囲が狭いです。そのため肌の曲面には対応できても、細かい凸凹した部分に対応するのは難しいです。深剃りするには軽くカミソリを押し付ける必要があります。
シックハイドロ5プレミアムパワーに向いている人
- 刃の振動レベルを変えて剃りたい方
- 刃が洗いやすいカミソリを求める方
- 刃の振動で刺激を受けていた方
シックハイドロ5プレミアムパワーは刃が振動するタイプの中でも、使いやすい印象を受けました。電池の残量が分かることや刃の振動レベルが変更できることは、使う方のことを考えられています。